今日の話題
先日、南草津の市民交流会館 (フェリエ) で開催された、「がいこくえほん展」に行ってきました。
会場には、世界各国で出版されている選りすぐりの絵本が展示され、ブックトーク (読み語り) を介して絵本の世界観を親子で楽しむという趣旨の集いでした。語り手が一冊一冊のストーリーを日本語で抄訳しながら、その語り口はゆっくりと、ページの片隅に描かれた見逃してしまいそうな位小さなひよこの表情を指でさすと、聞き手の親子の表情は和み、笑いに満ちあふれ、ぎっしり描かれた動物たち、町の景色のすみずみにちりばめられた作者の思いが伝わり、子どもたちだけでなく、大人の感性に響く絵本がたくさんありました。
なかでも、「黒の色ずかん トマスの色」(和訳) は、全ページが真っ黒な絵本で、文字がなく、今までに出会ったことのない、とても興味深い絵本でした。